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【スズキ ソリオ 新型】鈴木社長「全方位にわたって大きな進化をとげた」…月販4000台は最低目標

  • 《写真提供 スズキ》
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スズキはコンパクトハイトワゴン『ソリオ』シリーズを全面改良し、12月4日から販売を開始すると発表した。内外装を一新するとともに車体サイズを拡大し荷室を広げたほか、安全機能を充実させたのが特徴。価格は158万1800円からで、月4000台の販売を目標にしている。

スズキの鈴木俊宏社長は11月25日のオンライン発表会で「今まで培ってきたソリオの良さを一層磨き上げ、広さと快適性、安全性を始めとして全方位にわたって大きな進化をとげた。私どもの小型車ラインアップ上、大変重要な車種である新型ソリオは、競争が激しくなってきたコンパクトハイトワゴン市場にスズキが満を持して投入する自信作であり、多くのお客様からご支持頂けると確信している」と述べた。

ソリオは今回の全面改良で4代目となる。ソリオは2000年12月に『ワゴンRソリオ』として初代が誕生し、その11年後に投入された2代目からは両側スライドドアを採用、コンパクトハイトワゴンの先駆者としての地位を固めていった。

鈴木社長は「2011年に国内専用の戦略モデルとして両側スライドドアを採用し、それまでなかったコンパクトボディと広い室内空間を両立したワゴンとして投入した。その後もハイブリッドシステムを搭載して低燃費と力強い走り、安全装備の充実を図り、商品を進化させ続けることで、コンパクトハイトワゴンのパイオニアとして新しい市場を生み出した」と振り返った。

さらに「ソリオは販売面でも非常に安定しており、月平均3500台以上の販売を続けることができた。ソリオは世界戦略車である『スイフト』と並ぶ小型車の柱として、スズキとして最も販売台数が多い小型車に成長した」とも強調した。

このようにソリオはコンパクトハイトワゴンの先駆者として市場を切り開いてきたが、競合車の登場で厳しい戦いを強いられている。実際、鈴木社長も「先駆者ではあるが、競合他車も営業力含めて強く、なかなか先駆者の強みが生かせてないなというところはある」と認めている。

だが鈴木社長は「現行車はモデル末期とはいえ月販3500台というレベルをキープできている」とした上で、「(月販)4000台は最低目標。販売力の強化をやりながら、最低目標である4000台をしっかりとクリアしていく」と意気込みを示していた。