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アウディ A3セダン 新型、今夏から納車を欧州で開始

  • 《photo by Audi》
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アウディは今夏から、新型『A3セダン』(Audi A3 Sedan)の納車を欧州で開始すると発表した。

A3セダンは、新型が2世代目となる。コンパクトな4ドアセダンは、インフォテインメントからアシストシステムまで、フルデジタルで接続されているのが特長だ。エレガントなボディに、新しいパワートレインと洗練されたサスペンションを組み合わせて、ダイナミックかつ効率的なドライビングエクスペリエンスを追求している。

◆ハニカムパターンの大型シングルフレームグリル

フロントには、印象的なヘッドライトやハニカムパターンの大型シングルフレームグリルを装備した。マトリクスLEDテクノロジーを搭載した最上位モデルには、デジタルデイタイムランニングライトが採用される。このデジタルデイタイムランニングライト3×5配列の15個のLEDで構成された。アウディによると、個性的なライトシグネチャーを生み出すことで、新型であることをすぐに識別できるという。

ボディラインは、リアバンパーまで伸びている。これにより、ボディの長さが強調されており、車体側面にエレガントさも表現する。ワイドなフェンダーは、4WDシステムの「クワトロ」の存在感を際立たせる。ルーフラインは、クーペのようにBピラーから力強く傾斜し、トランクのスポイラーにつながる。オプションでカーボンファイバー製パーツが選択できる。視覚的なアクセントを提供し、4ドアセダンの力強いフォルムが強調される。

ボディサイズは、全長が4500mm、全幅が1820mm、全高が1430mm。従来型と比較して、40mm長く、20mmワイド、10mm背が高い。2635mmのホイールベースは、従来型と変わっていない。

◆前面空気抵抗を示すCd値は0.25

エアロダイナミクス性能もいっそう高めた。ディーゼルの「2.0 TDI」(最大出力150ps)搭載車の場合、前面空気抵抗を示すCd値は0.25を達成した。アウディによると、従来型に対して、0.04優れているという。

シングルフレームグリルの奥には、2つの電動ルーバーを備えた可変式の冷却エア導入口が設けられた。走行状況に応じて、空気の流れを調整する。さらに、パネル付きのアンダーボディ、空力性能が引き上げられたドアミラー、アクティブブレーキ冷却システムにより、エアロダイナミクス性能を追求している。

◆12.3インチの「バーチャルコックピットプラス」

インテリアは、運転席の位置を低くすることにより、ヘッドルームが20mm広くなった。また、肘周りのスペースにもゆとりが増えた。トランク容量は425リットルで、従来型と同容量だ

コックピットは、ドライバー重視の設計とした。中央のMMIタッチディスプレイを備えたインストルメントパネルは、ドライバーに向かってわずかに傾いている。

10.1インチのタッチディスプレイを標準装備し、インストルメントパネル中央に一体化した。手書き文字入力に対応し、音によるフィードバックを提供する。日常会話に対応したボイスコントロールで操作することもできる。

デジタル表示のインパネも標準装備した。マルチファンクションステアリングホイールを介して操作できる。オプションの「アウディ バーチャルコックピット」には、ナビゲーションマップの拡大表示などの機能が追加された。「バーチャルコックピットプラス」のディスプレイサイズは12.3インチだ。スポーティなグラフィックを含む3種類のビューが切り替えられる。重要な情報をフロントガラスにカラーで投影するヘッドアップディスプレイは、オプション設定としている。

MMI操作コンセプトは、新しい第3世代のモジュラーインフォテインメントプラットフォームによって、機能が強化された。演算能力は従来型の10倍だ。電話機能やLTE-アドバンスト規格に対応した「Audi connect」サービスを含むコネクティビティ関連のすべての機能に加えて、Wi-Fiホットスポット機能も組み込んだ。

Audi connectは、POI(Point of Interest)情報に、写真、営業時間、ユーザーレビューなどを追加する。Audi connectサービスには、「Car-to-X」サービスも含まれている。「myAudi」アプリ、Apple の「CarPlay」、グーグルの「Android Auto」、アウディフォンボックスを介して、スマートフォンと接続することができる。アウディフォンボックスは、非接触充電も可能。Amazon の「アレクサ」も利用できるようになる。