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ボルボ V60 新型、先進安全装備とプラグインハイブリッドを拡充…5年保証も

  • 《撮影 小松哲也》
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ボルボ・カー・ジャパンは9月25日、全面改良した『V60』(Volvo V60)を発売した。内外装の一新に加えて、正面衝突の被害を軽減する自動ブレーキを新たに採用したほか、プラグインハイブリッドモデルを充実させているのが特徴。価格は499万~819万円となっている。

ボルボ・カー・ジャパンの木村隆之社長は同日都内で開いた発表会で「ボルボといえばワゴン。実際の累計販売台数でも日本国内で23万台。このワゴンというボディタイプは、やはり我々ボルボのユニークなブランドのイメージやポジショニングの屋台骨になっている」と、ステーションワゴンモデルの重要性を改めて強調した。

ボルボはステーションワゴンとならんで安全装備も強みとなっているが、新型V60から新たな先進安全装備が追加されている。シティ・セーフティと名付けられた対向車衝突回避・軽減フルオートブレーキシステムは、対向車が車線をはみ出して衝突が避けられないとクルマが判断すると、衝突警告に続いて前席左右の電動シートベルトおよび自動ブレーキを作動させ、対向車との衝突速度を最大で10km/h低下させる仕組み。これにより衝突エネルギーを減少させ、乗員へのダメージを軽減するというもの。

また新型V60ではプラグインハイブリッドのラインアップ拡充している。具体的には、他の既存モデルに設定されている最高出力318psの2リットル直噴ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたT8に加えて、同253psの2リットル直噴ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたT6が導入される。いずれも納車開始は2019年春以降を予定している。

さらに2019年7月にはT6の廉価グレードとなるモメンタムが追加される。木村社長は「プラグインハイブリッドは将来のエコパワートレインの本命といわれながら、今まだ普及率が低いというところを少しでも変えていこうと、戦略的な価格設定で多くのお客様に乗って頂く戦略に一歩踏み出したいと思う」と述べた。

またV60から新車5年保証も開始する。「最良の安全のうえにさらに安心をという考えのもとに、V60から新車5年保証、輸入車唯一になると思うが新たな一歩を踏み出す。新車5年保証を走行距離無制限で全車に標準装備する」との方針を木村社長は示した。