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ベントレー コンチネンタルGTコンバーチブル 新型に「V8」、世界主要市場で納車開始…今夏から

  • 《photo by Bentley》
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ベントレーは6月10日、新型『コンチネンタルGT V8コンバーチブル』(Bentley Continental GT V8 Convertible)の世界主要市場での納車を、今夏から開始すると発表した。

◆4.0リットルV8ツインターボは最大出力550ps

同車は、新型『コンチネンタルGT』シリーズに追加されたV型8気筒ガソリンエンジン搭載モデルだ。6.0リットルW12気筒ガソリンツインターボエンジン(最大出力635ps、最大トルク91.8kgm)搭載車に加えて、べントレーは新型コンチネンタルGTシリーズに、新たな選択肢を用意した。

パワートレインは、新世代の4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンだ。最大出力は550ps、最大トルクは78.5kgmを引き出し、幅広い回転域で強大なパワーを発揮する。駆動方式は4WD。動力性能は、0~100km/h加速4.1秒、最高速318km/hの性能を実現する。

このエンジンは、特定の状況において、8気筒のうちの4気筒を休止することにより、燃費を向上させる。気筒休止は20ミリ秒でシームレスに行われる。停車直前に作動するストップスタートテクノロジーも採用される。

◆回転式ウッドパネルで12.3インチのタッチスクリーンが出現

センターコンソールには、「ベントレー・ローテーションディスプレイ」がオプションで装備可能だ。エンジンを始動するとセンターコンソールのウッドパネルが回転して、ベントレー史上最大の12.3インチタッチスクリーンが現れる。このスクリーンは近接センサーが内蔵されており、指を近づけるとセンサーがそれを感知し、該当するアイコンがハイライト表示される。

ローテーションディスプレイの3つ目の面にはアナログメーターが3つ、外気温とコンパスとクロノメーターが設けられている。ローテーションディスプレイは、伝統のデザインを革新的に生まれ変わらせる手法だ。

最新の先進運転支援システム(ADAS)を採用する。アクティブレーンアシストやトラフィックジャムアシスト、パークアシストなど、先進運転支援システムを充実させた。LEDマトリクスビームヘッドランプは、マニュアル操作なしでメインビームを点灯させたまま走行できる。ライトは対向車のドライバーが眩しく感じることがないよう自動で調整され、高速道路、市街地や郊外に合わせて最適な状態を維持する。

◆ソフトトップの開閉は19秒

「ダイナミックライドシステム」を搭載した。快適性と横方向のロールがコントロールされるため、乗員への不快な挙動が抑えられるという。エアサスペンションには、3チャンバーエアスプリングを採用した。ドライバーが選択したモードに応じて、スポーツ走行向きの硬めのバネ設定から洗練された乗り心地まで、切り替えを行う。アクティブAWDシステムは、走行状況に応じて前後のトルク配分を変化させる。通常は可能な限り後輪駆動で走行する。

連続可変ダンピングコントロール(CDC)は、道路からの入力情報、車両の挙動、ドライバーの要求に応じて減衰力を調整し、最適な乗り心地とハンドリングを追求する。CDCは、車速を常に計測しながらコーナー毎に各ホイールと車体との距離を測定し、快適性と操縦性のバランスを最適化する。

新型コンチネンタルGT V8コンバーチブルでは、ルーフにソフトトップを採用した。開閉にかかる時間は19秒で、50km/h以下なら走行中でも開閉できる。ソフトトップにはツイード仕上げをはじめ、7種類のファブリックカラーを用意している。オープン走行時に、首回りの快適性を高めるネックウォーマーを装備。シート、ステアリングホイール、アームレストにも、ヒーター機能が付く。