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パジェロはシリーズで復活!! 小さな本格SUVとして『パジェロ イオ』が続く?
三菱自動車が、2026年秋に新型『パジェロ』を世界初公開すると正式発表したことで、長らく休止していた「パジェロ」ブランドが再び動き出す。
現時点で登場が予告されているのは、フラッグシップSUVとなる新型パジェロのみだ。しかし、その発表内容から、もうひとつ気になる存在が浮かび上がる。それがかつて販売されていたコンパクトSUV『パジェロ io(イオ)』だ。
◆小さなパジェロは現代にマッチする
1998年に登場したパジェロ io は、『パジェロジュニア』の流れを受け継ぐコンパクトSUVとして誕生した。ボディは全長4m前後の5ナンバーサイズに収まり、街中でも扱いやすいサイズでありながら、本格的な悪路走破性を追求したことが特徴だった。一般的なクロスオーバーSUVとは異なり、ビルトインラダーフレーム構造を採用。さらに上級グレードには「スーパーセレクト4WD」を組み合わせるなど、本格SUVに迫るメカニズムを備えていた。
パジェロ io は“小さなパジェロ”というコンセプトを形にしたモデルだった。当時はミニバン人気が急速に高まり始めた時代でもあり、販売面でパジェロ io は大ヒットに至らなかった。いっぽう、現在ではコンパクトなSUVが数多く登場しており、パジェロ io のコンセプトは現代に重ね合わせることができるかもしれない。
◆新型パジェロは車名ではなく、ブランド
新型パジェロの発表で興味深いのは、三菱自動車がブランドの歴史を紹介する中で、歴代パジェロだけでなく、『パジェロミニ』やパジェロジュニア、パジェロ io といった派生モデルにも触れていることだ。もちろん、これだけで派生モデルの投入を示唆しているとまでは言えない。しかし、三菱自動車がパジェロという車名だけでなく、ブランド全体の歴史や価値を改めて打ち出したことは注目していい。
◆市場で人気のカテゴリー、三菱に不足
では、もし現代にパジェロ io が誕生するとすれば、どのようなモデルになるのか。
現在の三菱自動車のSUVラインアップを見ると、『エクスフォース』、『エクリプスクロス』、『アウトランダー』などのクロスオーバーSUVがそろう。いっぽう、扱いやすいボディサイズと本格的な悪路走破性を組み合わせたSUVはラインアップされていない。
市場ではスズキ『ジムニー』シリーズが人気を集めるほか、トヨタ『ランドクルーザー250』など、本格オフローダーを思わせるデザインと高い走破性を備えたSUVも存在感を示している。こうした市場環境を考えると、現代版パジェロ io という商品像は興味深い。
予想されるのは、全長4.2~4.4m級の扱いやすいボディに、最新の「ダイナミックシールド」を進化させた力強いフロントフェイスを組み合わせたスタイリングだ。パワートレインについても、1.6LガソリンエンジンをベースとしたハイブリッドやPHEVを組み合わせ、高い悪路走破性と環境性能の両立を図る姿が考えられる。
◆本格SUVらしさと都会的な雰囲気を両立
今回制作した予想CGは、そうした方向性をイメージした。スクエアなシルエットを継承しつつ、最新の三菱デザインを取り入れたフロントマスクを採用。薄型LEDヘッドライトや縦型LEDシグネチャーランプを組み合わせ、現代的で力強い表情とした。さらに、フラッシュタイプのドアハンドルや上質感を意識したサイドデザインを取り入れ、本格SUVらしさと都会的な雰囲気を両立する姿を描いた。
現時点で三菱自動車からパジェロ io 復活についての公式発表はない。「パジェロ io」の車名が復活するかどうかも不明で、新型パジェロの発表だけをもって派生モデルの登場まで断定できない。
それでも、新型パジェロの復活によってブランドが再び動き始める中、その世界観を広げるモデルの登場には期待が集まりそうだ。パジェロはこれまで多くの派生モデルを生み出してきた。パジェロ io が再び脚光を浴びる日は来るのか、“小さな本格SUV”の復活を期待しよう。












