注目の自動車ニュース

アウディの新型コンパクトEV『A2 eトロン』、プロトタイプの写真公開…空力対策で電費向上

  • 《Photo by Audi》
  • 《Photo by Audi》
  • 《Photo by Audi》
  • 《Photo by Audi》
  • 《Photo by Audi》
  • 《Photo by Audi》
  • 《Photo by Audi》
  • 《Photo by Audi》
  • 《Photo by Audi》
  • 《Photo by Audi》

アウディは8月4日、新型コンパクトEV『A2 eトロン』のプロトタイプの写真を公開した。

アウディはA2 eトロンの140kW仕様について、WLTP測定に基づく予備値としてエネルギー消費量12.8kWh/100kmを示した。これは、「エフィシエンシーパッケージ」を組み合わせた場合の数値である。

アウディによると、効率の高さは駆動技術、空力、日常使用に最適化したバッテリーの組み合わせによって実現したという。

空力では、抗力係数(Cd)を0.24とした。アウディによれば、空力対策によりWLTPのエネルギー消費を最大0.9kWh/100kmまで削減できるという。約100km/h以上では空気抵抗が車両の総エネルギー需要の50%以上を占めるため、Cd低減が消費と航続に直結するとしている。

具体策として、エアカーテン、ギャップリデューサー、ギャップブリーザー、アクティブなコールドエアインテークを挙げた。コールドエアインテークは通常走行や高速域では閉じて抗力を抑え、充電時や急加速、夏場の熱負荷では開いてバッテリーや電子機器を保護する。

駆動系は、パワーエレクトロニクス、電動モーター、トランスミッションの改良で効率を高めた。シリコンカーバイド半導体の採用によりスイッチング損失を抑え、モーターでは鉄損を減らす設計変更を行った。さらに低摩擦オイルの採用や、10.2:1の高いギア比でモーター回転数を下げることで消費を抑えている。

バッテリーはリチウム鉄リン酸塩(LFP)を採用し、61kWhのセル・トゥ・パック方式で搭載する。アウディは、壁面充電での充電効率を89.6%とし、冷却戦略の最適化が寄与したという。

また、双方向充電に対応する。Vehicle-to-LoadとVehicle-to-Homeにより、車両をエネルギー貯蔵システムとして活用できる。Vehicle-to-Homeは当初、ドイツ、オーストリア、スイスで提供される。双方向充電には、アウディ推奨の充電ボックスが必要だ。

アウディのゲルノート・デルナーCEOは、1990年代からの『A2』の流れを新しいA2 eトロンへ引き継ぐとし、卓越した効率と日常での使いやすさを重視する考えを示している。