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中国Pony.ai、広州に第7世代ロボタクシー配備へ…サンライトモビリティと提携

  • 《photo by Pony.ai》
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自動運転技術を手がける中国のポニーAI(Pony.ai)は、サンライトモビリティとの提携を拡大し、アセットライトモデルを導入すると発表した。

これにより、拡張性が高く資本効率に優れた移動サービスのエコシステムを構築し、車両展開を加速させる。

2024年6月に始まった協力関係を基に、ポニーAIは中国全土180都市以上をカバーする大手モビリティサービスプラットフォーム運営会社のサンライトモビリティと新たな契約を締結した。この契約では、サンライトモビリティが第7世代ロボタクシー車両の資金を提供し、2025年末までに広州で初期の車両を配備する予定だ。両社は今後数年間で中国の他都市への展開も計画している。

この提携は、ポニーAIのロボタクシービジネスモデルに対する市場の評価が高まっていることを示している。車両展開に資金を提供し、ポニーAIのバーチャルドライバー技術を商用運用のためにリースする第三者が増加している。

サンライトモビリティは、デジタルモビリティプラットフォーム運営において豊富な専門知識を持ち、大規模なユーザートラフィック、製品機能開発、車両配車管理などの分野で強みを発揮する。これらはユーザー体験の向上と運用効率の向上に重要な役割を果たす。

自動運転車両は、ポニーAIとサンライトモビリティの両方のプラットフォームに統合され、両社が経済的利益を共有するウィンウィンの関係を構築する。

ポニーAIは2016年に設立され、自動運転技術の大規模商用化を実現する世界的リーダーだ。車両に依存しないバーチャルドライバー技術を活用し、独自のソフトウェア、ハードウェア、サービスを統合したフルスタック自動運転技術を開発している。中国、欧州、東アジア、中東などの地域に事業を展開し、先進技術への広範なアクセスを確保している。