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欧州自動車メーカーの「視線による車線変更」機能、Tobiiの統合センシング技術で実現
トビー(Tobii)は、業界初となるドライバーモニタリングシステム(DMS)と乗員モニタリングシステム(OMS)を統合した単一カメラによる車内センシングソリューションが、欧州の自動車メーカーに採用されたと発表した。
この技術は欧州の大手プレミアム自動車メーカーの「視線による車線変更」機能に採用され、DCAS(Driver Control Assistance Systems)認証において重要な役割を果たすという。
トビーの単一カメラによる車内センシングソフトウェアプラットフォームを基盤とした独自のソリューションは、車内と車外のセンシングを連携させ、ステアリング操作を必要としない走行を可能にする高度な運転支援システムに採用された。これは、トビーの視線追跡技術を活用したDCAS認定の視線操作による自動車線変更機能となる。
DCASは先進運転支援システム(ADAS)の一種で、ステアリングと速度制御によってドライバーを継続的にサポートし、ドライバーの運転操作を維持しながら部分的な自動化を実現する。2024年9月以降、UN-R171においてDCASが世界的に規定され、ドライバーの認知能力とシステムの信頼性を重視しながら、安全かつ責任ある導入を確保するための統一基準が定められている。
トビーは自動車部門「トビー・オートセンス」を通じて車内センシング分野をリードしており、同社のDMSおよびOMS技術は現在、世界で約80万台の車両に搭載されている。












