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『エルガEV』の自動運転バス、いすゞが世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
いすゞ自動車は、10月29日に開幕するジャパンモビリティショー2025において、『エルガEV 自動運転バス』を世界初公開すると発表した。
エルガEV 自動運転バスは、神奈川県平塚市内で2026年1月まで実施される自動運転バス実証実験に使用される。
いすゞは、平塚市、神奈川中央交通、三菱商事、アイサンテクノロジー、A-Driveの5者とともに推進する「平塚市内の自動運転移動サービスを中心とした地域公共交通のDX推進に係る連携協定」に参画し、自動運転路線バスの実証実験を推進している。
平塚駅南口エリアの既存バス路線と同様の走行ルートで昨年12月および今年1月にいすゞの大型路線バス『エルガ』(ディーゼル車)を用いた自動運転レベル2(運転士同乗)の実証実験を行っており、本年度はエルガEV 自動運転バスへの車両変更に加え、夜間の運行、キャッシュレスによる運賃収受など新たな取り組みを予定している。
今回の実証実験で新たに採用されたエルガEV 自動運転バスは、国内初のBEVフルフラット大型路線バス『エルガEV』をベースに、ティアフォーの自動運転システムの技術を組み合わせて開発したものだ。
カメラ、LiDAR、ミリ波レーダーなど複数のセンサーによる周囲認識と、各コンポーネントを協調させる車両統合制御技術により、安全かつ安定した自動走行を実現した。BEVならではの静粛性と滑らかな加減速性能を生かして、お客様に快適で安心感のある乗り心地を提供する。
10月中旬より準備走行を含めた実証実験がスタートしており、2026年1月下旬まで実施される予定。自動運転レベル2の実証実験で、期間中、一般の人々の試乗も予定されている。