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ガソリンエンジンも復活へ…ポルシェ『ケイマン』次期型、デザイン細部まで丸わかり!

  • 《photo by APOLLO NEWS SERVICE》
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  • 《photo by Porsche》
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ポルシェは現在、エントリースポーツカー『718ケイマン/ボクスター』次期型、およびその電気バージョンを開発中なのだが、その最新プロトタイプにスクープ班のカメラが大接近した! これまで幾度となくプロトタイプを捉えてきたが、これまででもっともカモフラージュが薄く、また最も接近している。

独ニュルブルクリンク付近で遭遇したプロトタイプは、フル電気自動車でクーペボディのケイマンだ。手を伸ばせば触れられそうなほどに近づいたので、デザインの主要ディテールが確認できる。

これまで捕捉したプロトタイプでは、リアクォーターウィンドウのラインの形状をフェイクボディと厚手のビニールで隠していたが、ほぼ実物の姿を見ることができたと言える。だが、テスト車両は依然としてフェイククロームトリムで輪郭を覆い隠しており、911を偽装しているかのようだ。

それでも、次世代718ケイマンでは、ドアの後ろのウィンドウラインが、兄貴分よりもはるかに顕著に跳ね上がることは明らかになった。ただしこの跳ね上がりは、現行718ケイマンほど極端ではない。次世代718ケイマンの外観を予告したとされる、2021年型ミッションR電動レーシングカーコンセプトを振り返ると、プロトタイプはコンセプトカー全く同じラインを持ち、LEDマトリックスユニットを備えるヘッドライトも、コンセプトカーに非常によく似ている。

フロントとリアのバンパーは偽装に覆われているが、新型「911 GTS」と「ターボ」モデルの、垂直のエアロスリットの何らかのバリエーションだとわかる程度には見えている。これらのディテールに加え、オプションのカーボンセラミック・ブレーキも、ポルシェには電動化によってパフォーマンスを妥協するつもりがないことの証左だ。

また、アクティブエアロパーツと巧みなエアフローマネジメントは、バッテリーの冷却と空力効率の両方において重要な役割を果たすと期待される。718ケイマンEVの車体下部は、専用の電動アーキテクチャを採用し、バッテリーはドライバーの背後に垂直に搭載されている。

パワーの数値は非公開だが、ポルシェ関係者は、上位グレードではデュアルモーターAWDシステムを装備して0-100km/h加速4秒以下になると示唆している。いっぽうベースモデルはシングルモーターで後輪駆動となる。

次期718シリーズは、当初EVのみの設定だったが、ポルシェは最近、顧客からの強い要望に応え、内燃機関バージョンも開発中であることを発表した。ただし、ガソリンモデルは「RS4」など最上位モデルのみで、マニュアルギアボックスと排気音にこだわる純粋主義者に向けた、限定生産のスペシャルになる可能性が高い。

インテリアは、ラグジュアリー、スポーティさ、そして最先端技術の融合が期待される。キャビンは、高品質な素材、人間工学に基づいたデザイン、そしてドライバー重視のレイアウトが特徴になるだろう。大型インフォテインメントディスプレイを備えたデジタルコックピットからは、様々なコネクティビティ機能、ナビゲーション、パフォーマンスデータにアクセスできる。

また、安全性と利便性を向上させるため、先進運転支援システム(ADAS)も予想されている。アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、自動駐車などの機能が搭載される見込みで、次期718はスリリングなスポーツカーであるだけでなく、実用的で日常使いの車にもなりそうだ。

718シリーズ次期型のワールドプレミアは2026年の予想だ。