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スズキ初のEV『eビターラ』、セレンスAIの新世代音声アシスタント搭載

  • 《写真撮影 宮崎壮人》
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会話型AIを手がけるセレンスAI(Cerence)は10月1日、スズキ初のEV『eビターラ』の車載アシスタント構築のため、スズキと協業すると発表した。

協業を通じて、スズキの新しいユーザーエクスペリエンスは世界中で提供される。スズキはCerence Assistantの車内エクスペリエンスを日本市場に導入する初の国内メーカーとなる。セレンスAIは、今回の日本の自動車メーカーとの最新の協業を通じて、国内での事業拡大を強化する。

車載向けにすぐに導入可能な新世代音声アシスタント「Cerence Assistant」の導入により、スズキeビターラのエクスペリエンスには、同ブランドに準拠したオーダーメイドの車載アシスタントが追加される。

セレンスAIの会話型AI技術を活用したe ビターラの車載アシスタントは、組込み型ナビゲーションを備え、自然言語の理解により自由な対話をシームレスに操作できる。これによりドライバーは音声インタラクションを通じてエアコンや室温操作などの主要機能をコントロールし、より自然で快適な車内エクスペリエンスが得られる。

セレンスAIの最高財務責任者のクリスチャン・メンツ氏は「スズキとセレンスAIは、ともに開拓者精神を有している。この協業は、会話型AIが自動車メーカーとそのエンドユーザーの両方に価値をもたらす新たな例だ」と述べている。

同氏は、「eビターラは優れた性能とパワーに基づく比類ないドライビングエクスペリエンスを持っているが、セレンスの技術が搭載されたことで、シームレスな車載アシスタントが実現する。Cerence Assistantのeビターラへの導入は、スズキにとってグローバルでの成長の加速につながり、セレンスにとっても日本国内での事業拡大の重要な一歩となった」と語っている。