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いすゞ『エルフ』、2WDモデルも改良…先進安全装置の検知性能向上
いすゞ自動車は9月30日、小型トラック『エルフ』の2WDモデルを改良したと発表した。
2024年7月に発売した4WDモデルに続き、2WDモデルも改良を受けている。
今回の改良では、先進安全装置の検知性能向上と機能拡充を図った。交差点プリクラッシュブレーキ(右左折時)では、これまで対向歩行者のみだったブレーキ作動対象を対向車両まで拡大。国内小型トラックで唯一、交差点右折時の対向車両を検知できるプリクラッシュブレーキ機能を装備している。
また、ドライバー異常時対応システム(EDSS)では、ドライバーに急病などの異常が発生した場合、EDSSスイッチ操作またはドライバーステータスモニターによる異常検知により、車両が自動で制動をかけて停止する機能が進化。レーンキープアシスト(LKA)との組み合わせで、車線内での自動停止が可能となった。
新車型として、高床ワイドキャブ4WDを新たに設定。直結式パートタイム4WD機構を採用し、最低地上高約320mm(低床4WD比プラス140mm)を確保することで、未舗装路や泥濘地での高い走破性を実現した。
国内目標販売台数は年間4万台(エルフシリーズ全体)。東京地区希望小売価格は、2WDロングホイールベースフルフラットロー2トン積平ボディSGグレードが消費税込み705万4300円、高床4WDロングホイールベース3トン積STグレードが消費税込み828万8500円となっている。