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ヒョンデ、新型燃料電池車など水素モビリティビジョン発表…世界経済学者大会2025

  • 《photo by Hyndai》
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ヒョンデは、韓国ソウルで開催された第13回世界経済学者大会(ESWC 2025)に参加し、包括的な水素ビジョンを発表するとともに、7年ぶりにフルモデルチェンジした燃料電池車『NEXO』(ネッソ)新型を展示した。

経済界のリーダーが集まるこの国際会議で、ヒョンデは持続可能なエネルギー転換における水素の重要な役割を強調した。同社は水素専用ブランド・事業プラットフォーム「HTWO」を通じて、先進的な水素生産技術とパイロットプロジェクトを紹介し、強固な水素エコシステム構築への取り組みを示した。

展示の目玉となったのは、7年ぶりのフルモデルチェンジを果たした新型NEXOだ。「Art of Steel」デザイン哲学と特徴的な「HTWO」ランプを採用し、航続距離700km超、システム総出力190kWを実現した。強化された安全システムと持続可能な内装材料により、ヒョンデの水素モビリティにおけるリーダーシップを示している。

展示では、持続可能な水素社会に向けた同グループのビジョンを示すビジュアルコンテンツも紹介された。来場者は忠州のバイオガス由来水素抽出システムや扶安の電気分解による水素生産施設など、先進技術を体験できた。

ヒョンデはまた、『XCIENT』燃料電池トラックや『Elec City』、『Universe』燃料電池バスなど、水素を動力源とする商用車も展示し、包括的な水素モビリティエコシステム構築における同社の進歩を実証した。

5年に一度開催される世界経済学者大会は、経済学分野で最大の国際学術会議として認知されている。韓国で開催された今回の大会で、ヒョンデは同社の水素技術とモビリティソリューションが持続可能な未来に向けた世界的な取り組みにどのように貢献するかを強調している。