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ポルシェ『911』がオフロード車に! 独ルーフが『ロデオ』量産モデルを初公開
ドイツの自動車メーカー、ルーフ・オートモビルは、14日に米カリフォルニアで開幕した「モントレーカーウィーク2025」の「ザ・クエイル・ア・モータースポーツ・ギャザリング」において、『ロデオ』の量産車を初公開した。
ロデオは、カーボンファイバー製モノコックシャシーにポルシェ『911』のスタイリングをまとい構築された世界唯一のオールテレーン量産車。昨年の同イベントでワールドデビューを果たした。
初の量産型ロデオは、ジョーダンブラックの深い色合いで仕上げられ、ホワイトのセンターロック鍛造ホイールを装着している。フロントとリアのバンパーには一体型のバッシュバーが装備され、幅広いフェンダーフレアがデザインに堅牢感を与えている。SCRと比較して、フロントトレッドは41mm、リアトレッドは142mm拡大されている。
ロデオの機械的な特徴として、自社開発の完全調整可能な全輪駆動システムが前後のトルク配分を可変制御する。プッシュロッド作動式水平ダンパーを備えた専用ダブルウィッシュボーンサスペンションシステムは、SCRと比較して242mm車高が上げられている。
パワートレインには、ルーフの3.6リットル水平対向6気筒ターボエンジンを搭載し、610hpのパワーと516ポンドフィートのトルクを発生する。6速マニュアルトランスミッションにより、アナログな運転体験を保持しながら最大限のパワー制御を実現している。