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フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場

  • 《photo by Ford》
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フォードモーターが、フォードのSUV『ブロンコ』発売60周年を記念し、2026年モデルに「ブロンコ60周年記念パッケージ」を設定すると発表した。10月に米国で受注を開始する予定だ。

ブロンコは発売当初から「スポーツユーティリティ」という言葉を生み出し、過去60年間にわたってSUVの可能性を再定義してきた。今回の記念パッケージは、その先駆的な役割を祝うものとなる。

60周年記念パッケージは、「アウターバンクス」シリーズをベースとし、標準の2.3リッターエコブースト4気筒エンジンまたはオプションの2.7リッターエコブーストV6エンジンを搭載する。

サスカッチパッケージ専用となるこの特別仕様車は、アドバンスド4×4システム、ハイクリアランスサスペンション、電子制御式フロント・リアデフロックを装備。35インチのグッドイヤー製ラギッドテレインタイヤと、新開発の17インチグラビティグレーアルミホイールを組み合わせる。

ホイールには、バーミリオンレッドのセンターキャップを配し、中央にバッキングブロンコのロゴ、外周には初代量産ブロンコの年式「1966」を刻印。このデザインは1966年ブロンコのオリジナルハブキャップにオマージュを捧げたものだ。

グリルは初代デザインからインスピレーションを得つつ、ウォームアロイペイントとモダンなバーミリオンレッドの「BRONCO」レタリングを採用。ボディカラーには、初代ブロンコにも設定されていた歴史的なフォードカラーのウィンブルドンホワイトを用意し、マッチングルーフも選択可能。また、ルビーレッドボディにウィンブルドンホワイトルーフの組み合わせも選べる。

ボディサイドには、フロント部分にブロンコ60周年記念ロゴから始まるバーミリオンレッドのグラフィックを配置。フェンダーには、マスタング60周年記念パッケージと同様のクラシックな七宝焼きバッジにインスパイアされた60周年記念バッジを装着する。

内装では、シート外側とボルスターにエボニーレザー、インサート部分にアルパインレザーを使用し、シートバックには60周年記念ロゴを型押し。マリングレードビニールのアームレストや、レザートップダッシュのアルパインステッチ、インストルメントパネルとグラブハンドルのブロンコレッドアクセントが特別感を演出する。

60周年記念パッケージには、乗降性を向上させる標準ホイールベース長のランニングボードが標準装備され、2026年ブロンコ全モデルで利用可能な新しいAピラーマウント式グラブハンドルも導入される。リア部分には、ウィンブルドンホワイト仕上げでバーミリオンレッドの「BRONCO」ワードマークを配したハードセンターリアタイヤカバーと、テールゲートのマットブラックフォードバッジがプレミアムな外観を演出している。