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BMW M3 CS ツーリング、ニュル最速ワゴンに…7分29秒490の新記録
BMW『M3 CS ツーリング』がドイツのニュルブルクリンク北コースで7分29秒490のラップタイムを記録し、ワゴン史上最速記録を樹立した。
今回の記録は、全長20.832kmのニュルブルクリンク北コースにおいて、ワゴンボディスタイルの車両として史上最速のタイムとなる。これまでの最速記録は2022年にBMW『M3 ツーリング』が記録した7分35秒060だった。
BMW M開発エンジニアのヨルグ・ヴァイディンガー氏が4月にワゴン車として初めて7分30秒の壁を破り、今回さらに記録を更新した。
ミドルサイズカテゴリーでは、BMW『M4 CSL』が7分18秒137で最速記録を保持し、『M4 CS』が7分21秒989、『M3 CS』が7分28秒760と続く。M3 CS ツーリングの記録は、セダンのM3 CSからわずか1秒遅れという優秀な結果となった。
M3 CS ツーリングは405kW(550hp)の直列6気筒ツインターボエンジンを搭載し、0-100km/h加速を3.5秒で達成、最高速度は300km/hに達する。8速Mステップトロニック・トランスミッションとM xDrive全輪駆動システムを組み合わせ、優れた走行性能を実現している。
同車は高性能スポーツカーの性能と日常使用性を両立した「ワンカーソリューション」として設計されており、荷室容量は通常時500リットルから最大1510リットルまで拡張可能だ。
BMW Mとニュルブルクリンクの関係は25年以上にわたり続いており、BMW Mテストセンターを拠点として新車開発や過酷な条件下でのテストを実施している。ニュルブルクリンクでは24時間レースで21回の総合優勝を果たすなど、モータースポーツでも多くの成功を収めている。