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もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
現代的なLEDライトを備えたこのポルシェ『911』の正体は? ウクライナのデザイナー、ミコラ・タラセンコ氏が、クラシックな911を近未来風にアレンジした。より箱型になったフォルムは、現行よりシャープでアグレッシブだ。
過去数十年にわたり、ポルシェ911は徐々にサイズと重量が増加してきた。今でも市場で最も優れたスポーツカーのひとつであることに変わりはないが、スポーツカーにとって重量を増すというのは、決して良いことではない。
そこで、現行の「992」がもっと小型で初代911に似ていたら、もっと優れたモデルになっていたのではないか、という疑問にデザイナーが答えた。
デザイナーのタラセンコ氏は、911をより小型でコンパクトにしながら、モダンなデザインへと再解釈した。その美しさは際立つ。
デザイナーは自身の911を製作するにあたり、ポルシェお馴染みの形状を流用し、フロントとリアは近年のモデルよりも垂直に近く立ち上げた。フロントとリアのフェンダーは911の伝統を受け継いで力強く張り出している。テールパイプも特徴的だが、非常に小さく見える。固定式のリアウイングを装着するのはターボバージョンか。
ポルシェは2018年後半から911の第8世代:992を生産しており、2025年モデルとしてフェイスリフト版を発売した。次世代モデルは今後2~3年以内にデビューする可能性が高いだろう。新型が992よりも小型になるかどうかは不明だが、期待するのはいいかもしれない。