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ジープの小型SUV『アベンジャー』、発売2年で20万台受注…電動車比率は66%に
ジープブランドは、コンパクトSUV『アベンジャー』の受注が20万台を突破したと発表した。2022年に発表、2023年に発売されたアベンジャーは、わずか2年でこの記録を達成。欧州Bセグメント市場ではトップ10入りを果たしている。
アベンジャーはジープブランド初の電気自動車として開発され、欧州市場のニーズに合わせて設計された。その後、ガソリン車とハイブリッド車を追加し、幅広い顧客層にアプローチできるラインナップを構築した。
最新の販売データによると、電気自動車の受注が16%増、ハイブリッド車が50%増となり、電動車全体で顧客の66%を占めるまでに成長した。これは持続可能で革新的なソリューションへの需要の高まりを示しているという。
同社は最近、全輪駆動の「4xe」モデルを追加し、ザ・ノースフェイスとのコラボレーションによる限定版「ノースフェイス・エディション」4806台も発売した。この限定モデルは山岳地形からインスピレーションを得た独占的なデザインと、困難な地形にも対応できる耐久性のある素材と技術的特徴を備えている。
アベンジャーの成功により、ジープは新たな顧客層の獲得に成功している。平均顧客年齢の低下、女性顧客の増加、ファミリー層での売上増加が確認されており、日常的なモビリティ車両としての有効性が証明されている。
特に注目すべきは、顧客の4分の3がジープブランド初購入者であることで、他ブランドからの乗り換えが進んでいることを示している。