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インフィニティの中型SUV『QX60』、改良新型は表情一新…初の「SPORT」も設定
日産自動車の海外向け高級車ブランド「インフィニティ」は、中型SUV『QX60』の改良新型を米国で発売した。現地ベース価格は5万1200ドル(約735万円)だ。
今回の改良では、外観デザインを大幅に刷新。新型『QX80』で採用された「Artistry in Motion」デザインからインスピレーションを得て、竹林の交差する形状をモチーフにした新しいグリルデザインを採用した。また、立体的に光るインフィニティエンブレムや、グリルが浮いているような効果を生み出すリデザインされたロワーバンパーも特徴だ。
新設定の「SPORT」グレードは6万1700ドルから販売される。専用デザインのフロントファシアとシャープなグリルメッシュ、グロスブラックの20インチホイール、ダーク系エクステリアアクセントが特徴的だ。インテリアには標準で2列目キャプテンシートを装備し、ダスクブルーの内装色とブラックヘッドライナーを採用している。
技術面では、Google搭載のデュアル12.3インチディスプレイを新採用。常時更新されるGoogleマップによる効率的なナビゲーション機能を提供する。音響システムには最大20スピーカーのクリプシュプレミアムサウンドシステムを搭載した。
安全装備では、高速道路での特定の運転シーンにおいて、ドライバーがハンドルから手を離すことを可能にするプロパイロットアシスト2.1を搭載。さらに、車両下部の映像を車内ディスプレイに投影する「インビジブルフードビュー」など、複数の新しいカメラビューも追加された。
パワートレインには、全グレードで268hpのパワー、286lb-ftのトルクを発生する可変圧縮比ターボエンジン(VC-Turbo)を搭載。同クラス最高の6000ポンドの牽引能力を実現している。
グレード構成は「PURE」「LUXE」「SPORT」「AUTOGRAPH」の4つで、エントリーグレードのPUREでも20インチアロイホイール、デュアル12.3インチスクリーン、ワイヤレス充電、5つのUSB Type Cポート、フルLED外装照明などを標準装備している。