注目の自動車ニュース
最強のコルベット「ZR1」生産開始、V8ツインターボで1064馬力
GMは、新型シボレー『コルベットZR1』の生産を開始したと発表した。アメリカンスーパーカーを標榜する最強の『コルベット』だ。
米国ケンタッキー州ボウリンググリーン工場で、最初の顧客向け車両がラインオフした。同工場は過去40年以上にわたって『コルベット』の生産拠点となっている。
新型コルベットZR1は1064hpのツインターボV8エンジンを搭載し、コルベット史上最強のモデルとなった。0-96km/h加速は2.3秒、サーキットでの最高速度は233mph(約375km/h)に達する。
新型ZR1は現行の「コルベット・スティングレイ」、ハイブリッドの「E-Ray」、「Z06」と同じミッドエンジンプラットフォームを採用している。組み立て工程の初期段階から、ZR1専用のサーキット仕様装備が取り付けられる。
心臓部となるツインターボ5.5リットルの“フラットプレーンクランク”V8エンジンは、パフォーマンス・ビルド・センターの専門技術者が手作業で組み立て、各エンジンには組み立て担当者のサインが刻まれる。
ZR1のクーペには、1963年型コルベット・スティングレイで初めて採用された象徴的なスプリットリアウィンドウを彷彿とさせる専用エンジンカバーが装着される。オプションのハイダウンフォースZTKパッケージを選択すれば、高いカーボンファイバー製リアウィングが装備され、今年5つの米国量産車ラップレコードを樹立した。
新型ZR1の米国価格は17万5195ドル(約2252万円)からとなっている。そのパワー、加速性能、最高速度は、現在100万ドル未満で販売されている量産車の中では他に類を見ない性能を誇るという。