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話題のトヨタ『カローラクロス GRスポーツ』日本発売へ、専用デザインと装備で「走り」追求 389.5万円
トヨタGAZOOレーシング(TGR)は、トヨタのコンパクトSUV『カローラクロス』の一部改良に合わせてスポーツモデルの「GRスポーツ」を追加し、8月4日に発売することを発表した。先行して北米モデルが発表され、専用デザインや装備が日本でも話題となっていたモデルが、待望の導入となる。
「カローラクロス GRスポーツ」は、GRが取り組む「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」で培った知見を活用し、ボディ剛性の強化や足回りのチューニングを実施。『GRヤリス』や『GRカローラ』などのGRシリーズ開発ドライバーも携わりながら、走行性能を高めた。
また、高熱効率・高出力2.0リットルエンジンを搭載したハイブリッドシステムをGR SPORT専用に採用し、爽快な走りと低燃費を実現。複数の走行モードから状況に合わせて最適な走りを選択可能なドライブモードセレクトに、GR SPORT専用の「SPORTモード」を搭載した。
◆GRの走りの味を追求したチューニング
GRの走りの味を追求すべく、専用のマクファーソンストラット式(フロント)とダブルウィッシュボーン式(リヤ)の各サスペンションに専用チューニングを施し、操舵応答性・操縦安定性と、質感の高い乗り心地を高次元で両立。具体的には、フロントロアアームNo.1、No.2ブッシュ高硬度化、リバウンドスプリング内蔵式ショックアブソーバ採用、コイルスプリングばね定数変更、車高10mmダウンによる低重心化、が施された。
ベース車の高いボディ剛性をより高水準にするため、ロアバックにリヤバンパーリインフォースを設定。高い操縦安定性とフラットな乗り心地を追求した。
トランスミッションには、マニュアル感覚のシフトチェンジが楽しめる10速シーケンシャルシフトマチックをGRスポーツ専用に設定。発進から高速域まで力強くダイレクトな走りと低燃費を実現する。
◆大胆な表情になった専用フロントマスク
エクステリアにも専用パーツを多数盛り込んだ。大きくイメージを変えたのがフロントマスクだ。フロントバンパーでは、進化したFunctional MATRIXグリルを採用。迫力あるデザインとしながら、サイドに開口部を設けることで、空気の流れを最適化し、安定性を確保した。
アッパーグリルは、GRのフロントアイデンティティとして、ヘッドランプ造形を一文字につなげたデザインとなった。アッパーを薄く、アンダーを低く構成することで、低重心と安定感を強調し、フロントマスクにスポーティな印象を与えている。
このほか、ダーククリア切削光輝+ブラック塗装の専用19インチアルミホイール、レッド塗装のブレーキキャリパー、ドアウインドゥフレームモールディングやリヤバンパーロアガーニッシュなどの専用ブラックパーツを装備。さらにボディカラーにはオプションで専用ツートーンの3色を設定した。
◆スポーティさと機能性を兼ね備えたインテリア
インテリアでは、GRロゴ付の専用スポーツシートは、コーナリングで強い横Gがかかった際、しっかりと身体をサポートできるようにシート形状を最適化。シート表皮のメイン材に身体が滑りにくいスエード調表皮を採用することで、クルマとの一体感を高め、正確なステアリング操作に寄与する。更に、グレーのステッチやベゼル加飾など、機能性だけではなくデザイン性にもこだわった。
専用本革巻き3本スポークステアリングホイール、専用パドルシフト、専用アルミペダルなどを採用し、見た目のスポーティさと機能性を兼ね備えたインテリアとしている。
メーカー希望小売価格は389万5000円。