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VWの小型SUVクーペ『ニーヴァス』、スポーティな「GTS」誕生
フォルクスワーゲンは、南米向け小型SUVクーペ『ニーヴァス』のスポーツモデル「GTS」をブラジルで発表した。同社が2025年にブラジル市場向けに計画している3つのスポーツモデルの第一弾となる。
『ニーヴァスGTS』は、フォルクスワーゲンの歴史上初めて「GTS」の名前をSUVに付したモデルだ。ブラジルで100%開発されたこのクーペスタイルSUVは、同社のスポーツ性を復活させるミッションを担っている。
ニーヴァスは元々スポーティな外観とシャープな走行特性を持つことで知られていたが、GTS版ではさらにその特性が強化されている。市場からの要望に応え、1.4リットルターボフレックス「250 TSI」エンジンを搭載。このエンジンは150hpのパワー、25.5kgfmのトルクを発生し、パフォーマンスを大幅に向上させている。6速オートマチックトランスミッションが組み合わされ、シフトレバーまたはステアリング裏のパドルシフトで手動変速も可能だ。
ブラジル市場で高く評価されている250 TSIエンジンには、新しいダイナミックキャリブレーションが施されている。GTSの名に恥じないよう、フォルクスワーゲン・ブラジルのエンジニアリング部門は、特にサスペンションシステムとESCのキャリブレーションに重点を置いて、パフォーマンスをさらに向上させるための広範な作業を行った。ステアリングシステムもスポーティなパフォーマンスに合わせて適切に調整されている。
外観では、フロントバンパーの下部や内装の赤いディテールがスポーティさを強調。象徴的な「GTS」エンブレムはフロントグリル、リアゲート、サイドに配置されている。サイドミラーはブラックで塗装され、フルLEDライトが現代的な外観を演出するとともに、どんな状況でも130mの視認性を確保している。
18インチホイール(215/45タイヤ装着)はGTS専用デザインで、ホゼ・カルロス・パボーネ率いるフォルクスワーゲン・ブラジルのデザインチームによって設計された。
内装も刷新され、フロントシートは専用形状となり、乗員の体をしっかりと包み込む設計になっている。シートにはGTSロゴが刻印され、ダッシュボードの助手席側にもGTSロゴが配置されている。ルーフライニングはダーク化され、赤いディテールがスポーティな雰囲気を完成させている。