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メルセデスベンツのフルサイズ電動SUV『EQS SUV』、生産開始
メルセデスベンツは8月25日、新型EV『EQS SUV』(Mercedes-Benz EQS SUV)の生産を、米国アラバマ州タスカルーサ工場で開始した。同工場はメルセデスベンツのSUVの主力工場で、EQS SUVは同工場のみで組み立てられる。
EQS SUVは、メルセデスベンツの最上位SUV『GLS』のEV版に位置付けられる。『Sクラス』のEV版の『EQS』とともに、EVブランドの「メルセデスEQ」のフラッグシップモデルとなる。
EQS SUVは、メルセデスベンツSクラスの車格を備えたフルサイズ電動SUVだ。室内は3列シートで、最大7名が乗車できる。ボディサイズは全長5125mm、全幅1959mm、全高1718mm。全高はセダンのEQSよりも、およそ200mm高い。3210mmのホイールベースは、EQSと同数値だ。
EVパワートレインのモーターは、グレードに応じて最大出力が360hp~544hpまで。1回の充電での航続は、最大で660km(WLTPサイクル)を可能にしている。バッテリーの充電は、出力22kWのチャージャーで約10時間。出力200kWの急速チャージャーを利用すれば、250kmの航続に必要なバッテリー容量を、およそ15分で充電できる。